
秋の夜長、さて何をして過ごしましょうか。
秋の美しい景色と音楽を存分に楽しめる映画はいかがでしょう。
心が少しセンチメンタルになる季節。そんな季節にぴったりな大人のための美しく切ない恋愛映画『オータム・イン・ニューヨーク』。
2000年に公開されたこの作品、主演はリチャード・ギアとウィノナ・ライダー。秋のニューヨークを舞台にしたロマンティックな映像美と、儚くも深い愛の物語が印象的です。
あらすじ
ウィル・キーン(リチャード・ギア)は、ニューヨークでレストランを経営するプレイボーイ。ある日、彼は若く魅力的な女性シャーロット(ウィノナ・ライダー)と出会います。彼女は自由奔放で、芸術的な感性を持つ女性。
最初は軽い関係のつもりだったウィルですが、シャーロットとの交流を通じて、彼の中に変化が生まれていきます。しかし、シャーロットには深刻な病があり、彼らの愛には限られた時間しか残されていなかったのです。

美しい映像と音楽が心を包み込む
この映画の魅力は、なんといってもニューヨークの秋を見事に描いた映像美。紅葉に染まるセントラルパークや、落ち葉舞う街角、クラシックなインテリアが彩るレストランの風景などどのシーンを切り取っても絵になる美しさ。シャーロット役のウィノナ・ライダーの繊細な美しさにもうっとりです。
音楽も秀逸で、しっとりとしたピアノやオーケストラが物語にぴったりマッチして、感情を深く引き出してくれます。ジャズの名曲「オータム・イン・ニューヨーク」をはじめ、美しいニューヨークの秋の情景に寄り添うしっとりとしたメロディーが印象的です。
音楽を担当したガブリエル・ヤレドは、『イングリッシュ・ペイシェント』『ベティ・ブルー』『シティ・オブ・エンジェル』など数々の名作を手がけた作曲家です。

『オータム・イン・ニューヨーク』は、単なるラブストーリーではなく、「限りある命とどう向き合い、愛する人とどう過ごすか」という大切なテーマも含んでいるんですね。
観終わったあとには胸に切なくも温かい余韻が残ります。
秋の夜長にぜひいかがでしょうか^_^



