まだ空気は冷たいけれど、日差しの中にほんの少しだけ春の気配を感じるようになりました。
この時季、私がいつも手に取りたくなるのが──ラナンキュラス。
幾重にも重なる花びらはまるでドレスのようで、ひとつ飾るだけで部屋の空気がふっと優しく変わります。
今週末は、そんなラナンキュラスと過ごす、穏やかな時間はいかがでしょうか。
多彩な表情を持つ、ラナンキュラスの種類
ひと口に「ラナンキュラス」と言っても、最近は品種改良が進み、私たちの目を楽しませてくれる個性派がたくさん登場しています。
⚪︎スタンダード咲き 何百枚もの花びらが重なり、まるでバラのように気高く、でもどこか愛らしい定番の形。

⚪︎ラックス 園芸好きの間で絶大な人気を誇る品種です。花びらにワックスをかけたような光沢があり、光を反射してキラキラと輝きます。切り花にしても驚くほど長持ちするのが嬉しいポイント。

⚪︎シャルロット 大輪で、まるで淡いピンクのドレスを広げたような華やかさ。一輪あるだけで、お部屋の主役になります。

⚪︎ポンポン咲き 中心部が盛り上がっていたり、真ん丸な形をしていたり。少しモダンで大人っぽい雰囲気は、ちょっと個性的でおしゃれなインテリアにもよく馴染みます。

園芸の楽しみ
育てる楽しみがあるのもラナンキュラスの楽しみです。
もし今から育てるなら、すでに花が咲いている苗(開花株)をお気に入りの鉢に植え替えるのがおすすめです。5月頃まで、次々と新しい花を咲かせてくれます。
⚫︎日当たりと風通しのいい場所に、冬から春は雪や霜、雨の当たらない軒下に。
乾燥気味を好むので、土の表面が乾いてから株元にたっぷり水をあげましょう。花には水がかからないように気をつけて。
⚫︎植え付け時に元肥として緩効性肥料を、開花時には追肥を。
⚫︎球根から育てる場合には秋(9〜10月)に植えます。

花言葉と名前の由来は?
花言葉は「晴れやかな魅力」や「魅力的」で、色別ではピンクが「飾らない美しさ」、黄色が「優しい心遣い」を表します。
可愛らしい響きの「ラナンキュラス」という名前、実はラテン語で「カエル」を意味します。少し意外ですね。その由来は葉の形がカエルの脚に似ている、ラナンキュラスの原種がカエルが多く住むような湿地帯に自生する、などの説があります。
週末、暮らしへの取り入れ方
旬のスイートピーやチューリップ、爽やかなブプレリュームなどと組み合わせるとより可愛らしさが引き立ちます。週末にお花屋さんで茎の太いものを選び、花瓶に浅めのお水で飾ってみてください。水替えをこまめにすると1週間以上楽しめ、食卓や窓辺を季節感たっぷりに演出します。ふわふわと花びらが開いていく様子を見ているときっと心ときめき、癒しをくれるはず。



