
香り高く独特な食感。夏の間、美味しくいただいたざる蕎麦。
もうそろそろ食べ納めかなと思う今日この頃です。美味しくて体にも良いお蕎麦。
ここ数年そんな蕎麦の虜になりつつあります。
ということで、今回は「蕎麦」についてちょっと調べてみました。
蕎麦の種類
蕎麦には様々な種類があるんですね。
• 十割そば:そば粉のみで打つ、そば本来の香りと味わいが存分に楽しめる。
• 二八そば:そば粉8割、小麦粉2割で作られる。なめらかな食感とほどよいコシのバランスが人気。
• 更科そば:主にそばの実の芯(胚乳部)だけを使い、白く上品な色合いと繊細な風味が特徴。
• 田舎そば:そばの実を丸ごと使うため、濃い色合いと力強い味わい。
山かけ、天ぷら、ざる、かけなど地域や店ごとに多彩な食べ方が広がっているんですね。お蕎麦屋さん巡りという楽しみかたもありそうです。
お好みのトッピングで楽しむ
トッピング次第で、その日の気分に合わせて味を変えられるのもいいですね。手軽で親しみやすいものをまとめてみました。
• きざみ海苔:サッと乗せるだけで磯の香りと風味がアップ。
• ねぎ:細かく刻んでたっぷり添えたい、欠かせない存在。
• 大根おろし:さっぱりした辛みが、夏の暑い日にもぴったり。
• ごま:すりごまやいりごまで。香ばしさとコクをプラス。
• 温泉卵:まろやかさとコクが加わり、そばが一段とリッチな味わいに。
• 天かす:サクサク感が好きな方に。食欲をそそる味変アイテム。
• とろろ(山芋):ふんわり食感でヘルシーにボリュームアップ。
• 納豆:ちょっと意外ですが、粘りと独特な風味がクセになる美味しさ。
• みょうがや大葉:清涼感のある薬味でアクセントをプラス。

美味しいだけではない蕎麦の魅力
蕎麦は食物繊維やポリフェノールの一種である『ルチン』を含み、健康志向の現代にもぴったりな和食です。香りや食感、さらには季節の食材や薬味との組み合わせで楽しみ方も無限です!

蕎麦の歴史
さて、ここでもう少し蕎麦の歴史について深掘りしてみました。
蕎麦の起源は中国の雲南省、四川省、東チベット周辺とされ、日本には約9000年前の縄文時代には伝わっていたと考えられています。
当初は、そばの粒そのままを粥のようにして食べる方法が一般的でした。その後、鎌倉時代には、そば粉を練った「そばがき」として食べられるようになりました。
さらに江戸時代になると、麺状にした「そば切り」が発明され、庶民の間に広く普及しました。そばは荒地でも育ちやすく、生育期間も短いため、特に飢饉時の救荒食として重宝されてきました。

海外での広がり
最近では、海外でも蕎麦が注目を集めています。その理由は、栄養豊富でヘルシー、さらにグルテンフリーな食材だから。アメリカやヨーロッパでは、日本食レストランやカフェ、スーパーで蕎麦を使った料理や商品が増えてきていて、健康志向の人々から支持されています。
ちなみに、そば粉は日本だけでなく、フランスの「ガレット」やロシアの「ブリニ」など、世界各地でもさまざまな形で親しまれています。蕎麦は健康だけでなく文化にもつながる、とても魅力的な食材なのです。
まとめ
夏にぴったりなざるそばですが、季節を問わず楽しめるのが蕎麦のいいところ。種類や歴史を少し知るだけでも、より味わい深く感じられる気がします。



