『何者』を読んで 

*本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

秋も深まってきた今日この頃、”読書の秋”にちなんで最近読んだ本をご紹介します。

朝井リョウさんの『何者』。

就職活動、SNS、自己PR。誰もが一度は向き合う“自分をどう見せるか”というテーマ。

朝井リョウさんの小説『何者』は、この「現代を生きる若者のリアル」を描いた一冊です。

登場人物は就活生ですが読んだ後に感じるのはただの就活小説ではないということ。

“他人を見て落ち込み、他人を見て安心する”そんなSNS時代の心理を鋭く突いてくる物語です。スマホを片手に、思わず「わかる…!」と共感してしまうこと間違いなしです。

作者紹介 

朝井リョウ(あさいりょう)

1989年生まれ、岐阜県出身の小説家。『何者』の作者・朝井リョウさんは、早稲田大学在学中にデビューし、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞。『何者』で直木賞を受賞。SNSや人間関係のもやもやを、まるで自分の心をのぞかれたように描いてくれる作家です。

物語と登場人物

物語は、大学4年生の主人公・拓人が、就職活動の真っ只中にいるところから始まります。拓人とその友人たち、光太郎、瑞月、理香、隆良、それぞれが自分の進路、将来、そして友情や恋愛について悩みながら行動します。登場人物たちの視点が切り替わり、彼らのSNSの裏アカウントや検索履歴から漏れる本音や背景が少しずつ明かされていく構成は、飽きることなくページをめくる手が止まりません!

大学生たちの就職活動を通じて、それぞれのキャラクターが内面に抱える「何者になりたい」「何者なのか」という葛藤を描いています。SNSや周囲との比較、見えない競争社会の中で自己を模索する若者たちの苦悩・嫉妬・希望・裏側を、鋭い視点で捉えています。

表向きは応援し合っているようで、内心では他人の成功や失敗に複雑な感情が溢れてくるシーン、親や社会、ネットの声によって自分の価値観が揺らぐ場面など、人間関係の微妙な距離感が丁寧に描かれています。朝井リョウが得意とする「若者のリアル」「人間の裏側」を存分に楽しめる一冊です。

こんな人におすすめしたい『何者』

• 就活や転職活動で「自分の価値」を見失いそうな人

• SNSの中で他人と比べて落ち込みやすい人

• 人間関係にモヤモヤを抱えている人

• 自分の“本音”に気づきたい人

朝井リョウさんは、リアルな感情をすくい取るのが上手い作家さんです。言葉が軽やかで読みやすく、それでいてちくりと胸に刺さる刺激もまた良いですね。登場人物と同年代ではない私(40代女性)にも重なる部分がたくさんありはらはらしながらも最後はすっきりと自分の情けない部分も見つめながら前を向けるような作品でした。

『何者』読んだ後には映画版と続編もチェック!

『何者』は2016年に映画化もされています。主演は佐藤健さん、有村架純さん、菅田将暉さん、二階堂ふみさんなど、豪華なキャストが勢ぞろいです。

そして続編の短編集『何様』。こちらは登場人物たちのその後や別の登場人物の視点から描かれたアナザーストーリー集です。

映画に続編にと楽しみが広がりますね。

これからの季節、ゆったりとしたおうち時間にぴったりの一冊です🍂

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

何者 [ 朝井 リョウ ]
価格:1,650円(税込、送料無料) (2025/11/5時点)


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

何者 [ 佐藤健 ]
価格:3,433円(税込、送料無料) (2025/11/5時点)


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

何様 [ 朝井 リョウ ]
価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/11/7時点)